ビオレママが検索してはいけない言葉になった理由【画像は探すな!】

ビオレママが検索してはいけない言葉になった理由【画像は探すな!】

「ビオレママ」という花王のキャラクターが一時期、「検索してはいけない言葉」としてネット社会で話題になりました。実際のところ、どうして検索してはいけなくなったのでしょうか?

この記事では、ビオレママが検索してはいけない言葉になった理由をまとめています。読者のみなさんは、どうか関係者のために画像を探さないようにお願いします。

無論、「画像を探すな」と言われると見たくなるのが人間の心理ではありますが、デジタルタトゥーとして消せない以上、読者の善意に訴える以外ないため、敢えてお願いしている次第です。

目次

ビオレママとは?

花王公式HPより引用

「ビオレママ」とは、花王が展開するスキンケアブランド「ビオレ」の広告や商品パッケージに登場する、母親をモチーフにしたキャラクターのことです。テレビCMや雑誌広告に登場し、「家族の肌をやさしく守る存在」として親しまれてきました。

当初は実写の女優が演じる「お母さん」として登場しました。その後、イラスト化されたビジュアルやアニメーションでも展開されるようになりました。その姿は、エプロン姿で家族を見守る親しみやすい母親像になっています。商品の機能性を説明するだけでなく、肌の悩みを共感的に受け止める「生活者目線の語り手」として役割を果たしています。

さらに、「ビオレママ」というキャラクターは単なる広告モデルにとどまらず、ブランドが持つメッセージを体現する存在でもあります。ビオレが掲げる「素肌をやさしく、毎日に快適を」という理念を、消費者にわかりやすく、温かみのある形で伝える象徴的存在になりました。

ビオレママが検索してはいけない言葉になった理由

それでは、この「ビオレママ」が検索してはいけない言葉になったのは、どうしてなのでしょうか?

結論から言えば、「ビオレママ」と検索すると、とある母親が個人ブログに投稿した息子が娘の服をめくっておっぱいを触っている家族写真が出てくるようになったためです

ブログの文章には「ビオレママ」というワードが含まれていたことから予期せず、その画像が検索結果に出てくるようになってしまったのです。本人は、家族の和気藹々な姿を面白おかしくアップしたに過ぎなかったのですが、周囲は「児童ポルノ」として過剰に反応しました。

たしかに、家族とは無関係な第三者から見ると、そのように見えてしまうおそれはあります。いわゆる、家族の中だけで見るから楽しめるシーンは、どこの家庭にも少なからず存在しているかもしれませんが、本来的にネットで閲覧できる状態にすべきものではなかったのです。

現在では、「ビオレママ」と検索しても問題の画像は出てこないので、「検索してはいけなかった言葉」という過去の事象になりつつあります。しかしながら、一度ネット上で拡散された画像は「デジタルタトゥー」として永遠に残ってしまうため、未だに閲覧可能な状態になっていると言われています。

2007年の投稿が未だに話題になる

恐ろしいことに、問題の写真が投稿されたのは2007年なのですが、18年が経過した今でもネット社会では話題になり続けています。実際に、「ビオレママ 検索してはいけない」という単語の1ヶ月当たりの検索ボリュームを調べてみると、3600という驚異的な数値になっているのです。

ビオレママ 検索してはいけない

やはり、噂を聞くと調べてみたくなるのが人間の心理ですからX(旧Twitter)で誰かが悪気なくネタとして思い出したと投稿しただけで、「ビオレママ」と検索する人たちがいるわけです。幸い、今では深掘りしようとしない限り、問題の写真は出てこなくなりましたが、母親はともかく当時、まだ幼かった息子と娘の気持ちを考えると、自分たちの恥ずかしい姿がネットで話題になり続けるのはかわいそうですよね。

それこそ迷惑行為を遊び半分でソーシャルメディアに投稿したことで、一生を台無しにする人たちが出ているように「投稿する」という行為は世間に晒すことを意味しています。そして、それは金輪際、消えないデータとして残り続けるのです。

こどもたちが可愛いのは親心ですし、それをどこかに保存しておきたいという気持ちは決して悪いことではありません。けれども、ネットに写真を上げることでいつか当人が見られたくない画像だったと思う可能性は忘れていけないのです。

投稿前に確認しよう

ネットに家族の写真をアップロードするときは、「本当にこれを投稿しても良いのか?」と一呼吸置く習慣をつけることを推奨します。

もしかしたら、「将来的に何らかのリスクになるかもしれない」と少しの瞬間でも考える機会が生まれることで、ビオレママ事件のような悲惨な出来事をなくすきっかけができるはずです。

もちろん、当事者としては今更になって別に気にしていないかもしれません。その意味では、周囲が問題視して勝手に騒いでいるだけなのかもしれません。それならそれでかえって良いことだと思います。

けれども、ずーっと今でも恥ずかしい人生のお店として残ってしまっているならば、それは悲しいことであり、ちょっとの配慮で防げることです。ネットリテラシーという難しい言葉なんかではなく、まずは「誰かを傷つけるかもしれない」という想像力を発揮することが大切なのです。

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この記事を書いた人

日本オバケモン編集部です。私たちは心霊現象や都市伝説を専門として記事形式で情報を伝達するプロフェッショナル集団です。ライター、編集者、研究者、校閲者から構成されたチームで記事を制作しています。

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